寒いと火がつかないなんて時のためにキャンプで使うガス缶の種類について調べてみた
以前、父が北海道へキャンプツーリングへ出かけた際(うらやましぃ)に
「朝、ガスバーナーを使おうとしたら、なかなか火がつかないし、火がついてもすぐに消えちゃって困ったわーい」
というような話を聞いたのをきっかけに、キャンプで使うガス缶の種類について調べてみたのでまとめます。
ガス缶にはいろいろある
ガス缶の分類はおおまかにはこんな感じ↓
- ガス缶の形
- ガスの種類というか配合
ホームセンター行くと、いつも父が「一番安いキャプテンスタッグのガス缶でいいわーい」と買い物していたけど、火がつかなかったり火が消えちゃったりする理由も判明したぜ・・・!
ガス缶(ガスカートリッジ)の形
キャンプなんかのアウトドアで使うガス缶の形はおおまかに2種類。
OD缶
いかにもキャンプだぜ!的なこの缶は「OD缶」と言うそう。
ODとは「アウトドア(OutDoor)」のODとのことでそのまんま感がすごい。
OD缶のメリット
- コッヘルの中に入れれば小さくパッキングできる
- OD缶が台座になるのでバーナーが軽量コンパクトにできる
- CB缶と比較するとOD缶のほうが強度が高めやすい
- なんかキャンプっぽい
強度が高いと耐えられる圧力が上がるので、より低温でも燃焼できるガスを入れることができるそうですよん。
OD缶のデメリット
- CB缶と比較するとそこそこ高い
- ホームセンターやアウトドア用品店とかに行かないと入手できない
CB缶
ちょっぴり寒くなり始めた人肌恋しい時期に欲しくなるこの缶は「CB缶」と言うそう。
CBとは「カセットボンベ(CassetteBombe)」のCBのことでこちらもまるごとバナナに勝るとも劣らないそのまんま感。
自分が使用している「イワタニジュニアバーナー」はこちらのCBガス缶を使うタイプ。
おでん吹きこぼれ事件でサビサビですよ・・・!
CB缶のメリット
- 安い
- 自宅のカセットコンロにも使える
- コンビニでも手に入る
安い&入手しやすいところが魅力的。
うっかりガス缶忘れてもスーパーでの食品買い出しのついでに買えちゃうよー。
CB缶のデメリット
- コッヘルの中にはとても入らない
- バーナーは台座がついたものに限られる
大人買いはこちら
ガスの種類
一見、同じガス缶に見えても、中身が意外と違うんです。
そして、対応温度が違ってくる・・・一番リーズナブルなガス缶は対応温度が高めなので、うちのおとんは寒い朝に火がつかなくてさらに寒いという悲劇に見舞われたみたいですね。
ガス缶の中身についてはこれーという種類のは明確にないのですが、もともとのガスに下のような種類があるそう。
- ブタン
- イソブタン
- プロパン
そいで「ブタン⇒イソブタン⇒プロパン」の順に沸点が低くなる&価格が高くなる。
上の三種を混合することでガスの沸点を調整して販売しているので、高いガス缶と安いガス缶があるわけです。
対応温度の目安は?
で、対応温度の目安はどんなもんだい、と思ったのだけど、どこもあんまりはっきり明記してない・・・?
イワタニのウェブサイトによると
- イワタニカセットガス(普通のやつ)・・・気温約10度以上
- イワタニカセットガスパワーゴールド・・・気温約5度以上
(参考:Iwatani-カートリッジガス部)
ということで、ちょっと寒い秋口のキャンプや自分を試す?真冬のキャンプなんかのときには、ガス缶を使い分けすると幸せになれるかも?
自分の経験だと、イワタニカセットガス相当の別メーカーのCB缶で、気温10度以下でもちゃんと使えてたので、0度以下の極寒キャンプでもなければそんなに神経質にならなくてもいいかも?とも思います。
要は低温になるとダメなんで、ホッカイロでガス缶を温めるとか、寝るときにガス缶と添い寝するとかすれば、なんとか使えなくもない感じです。
ただ、暖め過ぎは爆発のもとなのでご注意ををを。
というわけで
ガス缶とガスの種類についてのまとめでした。
これで寒い朝もスマートにコーヒーを頂けることでしょうー。
参考(ありがとうございます):
華麗なるファミリーキャンプ@北海道:今更ながら、カセットガス比較 メーカー別調査編
冬季でも高地でも、ガスで楽しめます^^ – アメ車でワンワンキャンプ
カセットガス 低温時の使用・ガスの種類について | 山とカメラと飯盒と